2ペンスの希望

映画言論活動中です

生きてるうちに

ひっそりと死に、没後その仕事が発見されて一躍脚光を浴びるアーティストが居ることを否定するわけではない。しかし、生きている間に評価されて悪いことはなかろう。
死んで花実が咲くものか。

とはいえ、一人よがり・自己満足の生煮えをアートだと強弁されて、意味不明、了解不能なシロモノを押し付けれられるのはゴメンだ。ご当人が自己満足にふけるのは致し方ない。取り巻きも何がしかの利害関係が有ろうから認めても良い。しかし、それ以外の人たち(世間?)までが、どうしようもない(意味不明・理解不能)な「作品」に付き合わされる謂われはなかろう。我慢比べは願い下げだ。
「優れた作品ほど不遇なもの、少数であることが良質の証し」なんて。それって傲慢だろう。「ヌルいやつは黙ってろ、この崇高な作品を理解できるのはアツいオレ様だけ」なんて。それって倒錯だろう。まぁ、お先棒担ぎのお調子者なんて、何処にでもいるけど。
誰か、王様は裸だ、とハッキリ云ってやれ。お願いだから。誰でもいいから。
取り巻き、仲間内の褒め合い、ご近所づきあいを超えて、
生きてるうちに世間の風に晒されて評価されることを、望む。