2ペンスの希望

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明るい闇

老舗大手メジャーと云われてきた日本の映画会社(さしずめイメージするのはTとTとSの三社)は、既に何十年も前に死んでいる・ゾンビだと思う。 ゾンビが云いすぎなら、「抜け殻」或いは相撲で言う「死に体」。彼らが最早映画製作会社じゃないことは御自身が一番良く御存知の筈。やけくその自滅寸前なのにこれが結構しぶとい。暖簾と看板、過去の財産での延命が今も続く。さらに当分は大きな顔をして存続するのだろう。
では新興中小自主独立派はどうか。と見回してみると、これまた有象無象・種種雑多。台所事情はお寒い限り。大手が何とか格好だけは保って店を構えているのに、こちらは台所も勝手口も無い表向きだけの張りぼて急普請。群雄割拠や玉石混交ならまだしも手前勝手の押し合い圧し合い。裏も奥も底もない。志は高くあるのだろうが、その場しのぎのその日ぐらし。何かの足しぐらいにはなるかもしれないが100個集まっても200個出来ても、どうにも頼りない。拙管理人が「作り易くなって作り難くなった」と日頃唱える由縁だ。 明るい闇
ということで、
今日は鶴田浩二のヒット曲1970年12月25日発売の「傷だらけの人生」
                               【作詞:藤田まさと 作曲:吉田正
古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。
どこに新しいものがございましょう。
生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。