2ペンスの希望

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すぐ書いて、すぐ読んで、すぐ次に行く

原稿用紙を見たことも使ったこともない小学生が増えているそうだ。プロの物書きでも今 手書きで原稿を書く人はどれくらいいるのだろうか?
作家になる前に一本だけ手書きの原稿がありますけど、それ以外は全部ワープロワープロがなかったら、作家になってなかったかもしれませんね」 この言葉は1994年宮部みゆきさん。 今から20年以上も前の発言だ。【「週刊文春」1994年2月24日号 】
僕も原稿は百%ワープロソフトで書く。それをウェブに乗せて発表する。ということは完全に横書きの世界に生きている。‥書籍という形態で初めて縦書きに組み直されて現れるのは、僕にとって少なからぬ違和感と新鮮さが入り混じった感覚だ。‥‥。「すぐ書いて、すぐ読んでもらって、すぐ次に行く」というこの新しいスタイル‥」こう書いたのは、都築響一さん。【「ROADSIDE BOOKS 書評2006―2014」本の雑誌社2014年6月 刊】 針は戻らない。昔を懐かしむだけの輩は、置き去りされ遺棄されるだけ。
そんな時代に生きていることは身に叩き込んでおいた方が良い。
キツイ時代だが、ワクワクする新しい時代がもうずっと前から始まっている。