2ペンスの希望

映画言論活動中です

まずは娯楽 あとは“おまけ”

映画はいろいろある。面白い映画、考えさせられる映画、知り学ぶ映画、感じる映画、身を任せる映画、ゆだねる映画、‥‥。
どう見ようとどう見られようと構わないが、管理人は出来るだけ白紙で、予備知識・事前情報なし、色を付けないで見たい方だ。出たとこ勝負というか、その場の出会いがしらで楽しみたい派。 どんな映画だってまずは楽しみたくって出掛けて行く。
知ったり学んだりは二の次三の次。いい映画もあれば悪い映画もある。ためになる映画ばかりが映画じゃない。ためにならない映画だって捨てたもんじゃない。
そんなことを思ってたら、ちょっと前に書いた浦崎浩實さんの本『歿 映画人忌辰抄』に、こんな文章があったことを思い出した。
伊 ネオ・リアリズモといえど観客は娯楽として接していたわけでわざわざ地上の不条理や絶望を知るべく映画に行くとは想像しにくい。それらを導き得たとしても“おまけ”である。人々はあらゆる芸能に期待するのと同様に、地上の平安と愛と希望と信頼を映画に求めたのだ。」 いいなぁ、同感。ヤマダく〜ん 座布団二枚持って来て。(古すぎるか)