2ペンスの希望

映画言論活動中です

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大阪南部で育ったせいか、お笑いが好きだ。管理人の主要成分は、映画と漫画とお笑いの三つに、少々の詩と小説を足したもので出来ている。両親が東京下町育ちだったこともあって、コテコテの上方贔屓でもない。枝雀も談志も両方好きだった。イマドキならナイツも好物なら、北海道出身、東北出身のコンビも愛好する。子供の頃には、博多にわか博多淡海のTV放映も観て育った。ということで、お笑いも雑食大食いでやってきた。といっても、今日はお笑いの話じゃない。

携帯電話で育った人は、市外局番なんて知らない、という話。

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「東京03」のコントが好きだ。この前始まったお笑い番組で名前の由来を語っていた。「市外局番」に加え、結成が2003年であること、トリオだということ、など幾つかの理由が重なると解説していたが、何と言ってもダントツ「市外局番」だと思い、「上手いネーミング」だなぁと感心してきた。だって、誰でも解るし知ってるし、‥。そう思っていた。しかし、今の若い人には必ずしも伝わらない、ピンとこないらしい。そもそも「市外局番」なんてもはや必要なし、過去の遺物、死語になりつつあるようだ。確かに! 

携帯電話で市外局番を意識することは激減した。時代が変われば、社会も変わる。社会が変われば常識も変わる。たばこスパスパ、けむりモウモウだったかつての「日本映画」シーンは、姿を消した。フィンガーファイブの「恋のダイヤル6700」だって歌詞の意味が解らなくなる時代がやってきている。

映画だって、変わらなくっちゃぁ。衣装表象はドンドン変えながら、変わらぬものを掴み提示し続けなきゃあ、な。そう思いませんか。

不易流行。

ところで、皆さん、飲み屋で「ちょっと横浜行ってきます」ってわかりますか。