「OriHime」という分身ロボットのことを知った。
AIロボットのPepper君とは全く違う。aiboなどのロボットペットとも違う。開発したオリィ研究所のHPにはこうある。
「OriHimeは人工知能ではありません。OriHimeはあなたの分身になり、離れていても会いたい人に会って話したり、一緒に過ごしたりして相手と感情を共有することができる分身ロボットです。」
難病で寝たきりの人や障害者、育児などで会社に行けない人、学校に通えない子供たちなど 何がしかの事情で「移動の制約がある」人が 、遠隔操作で自らやりとりしながら、「その場に本当にいるように」対話・接客・売り子などを行う《遠隔操作型コミュニケーション・ロボット》なのだ。
写真だけだと、AI搭載のロボットのように見えるが、まるっきり異なる。OriHimeの向こうには生身の人間が「居る」のだ。not 擬似人格。機械が主役じゃない。主体はあくまで人間、どこかにきちんと実在する人物だ。居ないけど確かに「居る」。この安心感、一方通行じゃない血の通った応答、キャッチボールの手応えがある。
何より、素敵なのは見かけ・見てくれからくるハンディキャップが消え、関係がフラットになることだ。
論より証拠。
少々長いが、伊藤亜紗さんのHP、さえさんのインタビュー記事⇓を是非 どうぞ。