‥‥昨日の続き、「背反有理」反語に宿る真理。
まさかさかさま(⇔)
変わらず、変わる
(樺山聡『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』「新たな芽/修」の小見出しのフレーズ)
男だって虹みたいに裂けたいのさ
所有しないことで全部を所有しようとする
おれは世界の何に似ればよいのか
(谷川雁詩集 1.伝達 「破船」 第四連 より)
前向きな虚無
いて、いない。
「つげ義春 いて、いない展」 2020.01.30~03.15 Musée Angoulême
être sans exister Festival International de la Bande Dessinée
(第47回アングレーム国際漫画祭 特別栄誉賞受賞記念 展覧会)
万人の私有 詩は万人の私有
(田村隆一「西武園所感―ある日ぼくは多摩湖の遊園地に行った」(1962『言葉のない世界』所収)
積極的に黙っていたい
「今はむしろ、しゃべるよりも聞いていたい。積極的に黙っていたい、そんな失語のモードだ。」
(新型コロナウイルスをめぐる奥野克巳×吉村萬壱×伊藤亜紗三氏のリレーエッセイ『ひびわれた日常』(2020 亜紀書房)の伊藤亜紗の言葉より)
視野を持たないがゆえに視野が広がる
(見える人には(「視点」があるゆえ)必ず「死角」がある
見えない人には)視覚がないから死角がない
見える人も盲目だ
(伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(2015 光文社新書)
「自立とは依存先を増やすことである」
「人の心がいかにわからないかということを、確信をもって知っているところが、専門家の特徴である」
(河合隼雄『こころの処方箋』(1992 新潮社)
*「嘘は常備薬 真実は劇薬」というのも。
「(今の世の中は) 結論ありきの議論が自由に行われている」
(武田砂鉄『わかりやすさの罪』(2020 朝日新聞出版)
「天使の羽をつけた悪魔にみえる」
(タイ映画『Happy Old Year』(2019 ナワポン・タムロンラタナリット Nawapol Thamrongrattanarit 監督 のワンシーン。片付けコンサルタント: 断捨離で一躍有名になった「こんまり」(近藤麻理恵:米カリフォルニア在住の片づけコンサルタント:メソッド「ときめくかどうか」)のDVDを観ながら主人公のお兄ちゃんが ボソッと吐いたセリフ)