2ペンスの希望

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つくりもののひよわ

生の強さに、作り物は敵わない。嘘のひ弱さ。金メダル獲得決定直後に民放で流れるCMの白々しさにぞっとした。「おめでとうCM」のうすら寒さ。事前の収録・制作物だということは、誰にだってわかる。もとより事前に作成準備したものなのだから仕方がないのだが、嘘くさくって薄っぺらで目をそむけたくなる。他の人はどうだか知らないが、管理人にはそう映った。案の定、ネットでも、「サメタ」「草」「そらぞらしい」と言った書き込みが並んだ。(何のことなのか分からない皆さんは、「コカ・コーラ 綾瀬 メダルCM」或いは「アサヒスーパードライ 福山 メダルCM」とでも検索してみて)

もとより役者・タレントさんに罪はないのだが、芸能人というのも因業な商売だと思う。けど、選んだのはご当人なのだから(いや、マネージャーか 事務所か)その報いも受けとめなければならないとも思う。 責められるべきは、スポンサー企業であり、CM担当代理店であり、オンエアーした民放放送局だろう。テレビの生機能は、作り物のウソ臭さを露出してしまう。けど、嘆く必要はない。

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びん詰は新鮮生野菜には敗ける。敵わない。比べものにならない。いやむしろ、比べてはいけない。生ものとびん詰・缶詰・作り置きは、別物なのだ。勝負しているフィールドもステージも違うことを忘れてはいけない。

今日の教訓。

ナマ無双。けど、びん詰・缶詰・加工品は、長期保存がきく。(効く・利く)」