やっぱり映画は怖い。
細部のささやかなディテールまで見逃さず見抜く人が必ずどこかにいる。(たとえば、《或る時代設定の映画で背景にチラッと映り込んだ公衆電話に「当時はあの型式は未だ無かった筈」》《あの女優さんの運転中のハンドルを持つ手が気になった》などなど‥管理人周辺での指摘事例)そんな「重箱の隅を楊枝でほじくる」ようなのどうでもいい、無視無視、という声もあるだろう。だが、万人に開かれた嘘は上手につかないとみっともない。徒おろそかにはつくれない。どこまでも細心に、手を抜かずにつくらないと人は動かせない。
どこまでも作り込みながら、すべてをナチュラルに !! 大変な工作なのだと心得るべし。