他に比べれば映画の歴史はさほど長くはない。それでもエジソン、リュミエール兄弟から数えれば百二十年を超える。アトラクション見世物から 娯楽・興行・文化・芸術へ、括り=アプロ―チの方法は一つじゃない。
映画史の記述だって人さまざまだ。それを承知で、今日は一つ。
前史「見世物・アトラクション」を皮切りに、「日米欧の古典様式=ハリウッドスタイル(撮影所・夢の工場生産時代)の洗練・完成」から「作家主義(ヌーヴェルヴァーグ)の半世紀」を経て、今再び古典に学ぶ「オウセイ復古(旺盛)復古=復古ゼンシン」への流れが始まろうとしている。
そんな乱暴な構図を掲げてみる。
世界の映画史は、「オウセイ復古(旺盛)復古=復古ゼンシン」期に突入しつつある。各位 これを旗印に検討=健闘すべし
こんな妄想・未来予測・希望的観測を浮かべてみる。
もっともこの「オウセイ復古=復古ゼンシン」、果たして「前進」なのか「善進」なのかは分からない。ただ、いずれにしろ「漸進」運動であり、「全身」運動であろうことは容易に予測がつく。緊くて窮屈な隘路をいくことだろう。匍匐ゼンシン! それでも管理人を含めロートル与太者たちの与太話、昔話、自慢話に付き合っても未来は1ミリも拓けない・開けない・啓けない。
前を向くためには後ろを振り返ることだ。
古典に戻れ・古典に帰れ‥‥原点回帰‥‥一点突破全面展開を!