2ペンスの希望

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おちるところまで‥

映画界の現状をいえば、おちるところまでおちた、ということでしょうね。」「でね、立ち直るためには‥映画人全体、企業家、俳優、批評家にも注文したいけど、どっちつかずの中途半端なものを考え方をやめて、徹底的にまじめな作品、徹底的に芸術的な作品、徹底的に娯楽的というように徹底したものをつくるようにハラをすえるのよ。ベストセラー・イコール名作じゃないということを、もう一度かみしめてみたい、はいればいいんだの精神は、ダメですよ。

誰の言葉かって?高峰秀子だ。【1966年週刊誌『サンデー毎日』2月13日号 】

やっぱり秀子はスゴイ。ハズレなし。いちいちごもっとも。

ということで、おそまつな管理人とは関係なく、この世に残しておかなければならないと考えて、しばし、あの世から戻っていただいた。

【1978年8月『いっぴきの虫』潮出版社 刊 】&2020年4月 『高峰秀子の反骨』河出書房新社 刊】