2022-06-18 教養 中野翠さんのエッセイにこんな言葉を見つけた。 「つまり、「箸のあげおろし」一つ取っても「教養」というものなのだ。その人が何を恥ずかしいと感じ、何を美しいと思い、何をたいせつと考えるか。そういうことの総体が「教養」なのだ」(「ある教養の死」文春新書『今夜も落語で眠りたい』所収の古今亭志ん朝追悼文より)(註:太字強調は引用者) 「教養」の定義として最上級の一つだと思った。つまりは、その人の世界観と美意識のあらわれなのだ。「非道に生きる」S監督や奈良のK監督さんに聞かせたい、なんてネ。