2ペンスの希望

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正統と異端 忠男と重臣

今日、映画界は正統が総崩れの観があり、さまざまな異端やはぐれ者が流行して異端が異端でなくなってしまっている。」最近の発言じゃない。三十数年前に亡くなった佐藤重臣さんを偲んで佐藤忠男が書いた追悼文の一節だ。重臣さんはその昔『映画評論』という雑誌の編集長を務め、その後はアングラ映画の配給や上映で食った映画評論家だ。佐藤忠男さんが遺した百二十冊の著作に較べ、重臣さんの生前著作は新書判の『阪妻の世界』一冊だけという寂しさ。忘れ去られた知られざる映画人の一人だ。金井勝監督の映画『無人列島』『Good-bye』『王国』若松プロの映画など何本もの映画にも出ている。

ラーメン屋の親父を演じる佐藤重臣

 

どこかに動画がアップロードされていないかとググってみたら、こんなページを見つけた。


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