2ペンスの希望

映画言論活動中です

映画『REVOLUTION+1』を巡って⑤

反響 波紋を少々

料金:前売¥2,000 / 当日¥2,300(共にドリンク代別)

13館 どの会場でも予約開始早々にSOLDOUTしたみたいだ。

名古屋シネマスコーレ 発売前からチケットを求めて並ぶ人たち

日刊ゲンダイDIGITALの2022/9/28/13:30 配信記事にはこうある。

国葬儀前夜の26日歌舞伎町の新宿東宝ビル前の雑居ビル地下「ロフトプラスワン」でのトークイベントも大盛況。150席がおよそ1日で完売、立ち見まで出る盛況で、ドキュメンタリー作家の森達也氏(66)らの姿があった。」【配信記事から一部編集】

地方でも

あまや座(茨城) 19:00
シネマスコーレ(名古屋) 20:30
シネ・ウインド(新潟) 14:00
長野ロキシー(長野) 21:30
松本ロフト@MOLL HALL(長野) 14:00
高田世界館(新潟) 19:00
出町座(京都) 11:45
シアタードーナツ(沖縄) 19:00
石垣島上映会(沖縄) 19:00

などで上映。中には上映回数を増やした所もある。一方で、9月29日に上映を予定していた鹿児島の映画館・ガーデンシネマは、テナントに入っているデパートに長時間の抗議電話が入ったことなどで上映を中止した。

もとより、映画製作はじめ公開自体が不謹慎と批判する声も少なくない。

あまり品の良い映画商売だとは言えないけれど、ネタがネタだけに話題性は抜群、動員力・集客性には事欠かないタマ(商品)であることは確かだ。

山上徹也容疑者には、続々差し入れが届き、100万円超の支援金が集まり、減刑署名は8000名を超えたと報じられている。アイドル視する "山上ガールズ" も登場し、中国では"フィギュア"化されるというニュースも流れてくる。

昔「人の噂も七十五日」という言葉があった。今ならさしずめ「人の噂も七十五時間」といったところか。熱しやすくさめやすいご時世、年末から来年にかけての完成版公開まで持つかどうか‥

共同脚本の井上淳一は、

見てないものを批判するということも含めて、ある種の踏み絵になっていると思う。批判は見てから言え」と言い、日刊ゲンダイDIGITALの2022/9/28/13:30 配信記事より】

足立正生監督は、

映画はもともと、作り手の創造力と観客の想像力の闘争の場として存在する。つまり、観て貰うことでしか存在しない。従って、作り手の側は、観客に楽しく面白がって貰えれば、成功したと安心したり、してやったりと自慢できる。
しかし、厄介なのは、観客が面白いか面白くないかを決めるのは、私の想像力の境界を遥かに越えた観客の気分による判断だ。それは凄いし怖い話だ。だから、私は作り手としていつも怯えきって、自分の創造力を、観客の想像力を挑発するために集中し、勝負を挑むことにしている。
今回の作品の主人公は、私の想像を超える事件を実行した者だ。そうであるならば、私も主人公が示した想像力に挑発され、喜んで対決することを選んだ。
果たして、「これは面白い!」と言って貰えるものになったのだろうか。不幸にも、それは、私の決定権から一番遠い地点に答えが出るのを待つしかないのである。
その分、ワクワクしながら上映出来るのを待っている。足立正生 コメント ウエブサイト〝Rooftop ルーフトップ 古今東西南北、ポップカルチャー最前線〟2022/9/15 配信 より】
完成版の本格上映を待って見てみることにする。
〈明日に続くかどうか‥しばらく先?‥わからない?〉