②は清水宏 1903(M36)年3月 生。松竹大船時代の一本『簪(かんざし)』1941年
『簪』の冒頭の、田中絹代と川崎弘子が、身延山の山道を登ってくるところをカメラがトラック・バックしながら撮る場面を評して、山田宏一が、まるでヌーヴェル・ヴァーグのようだというのは、絶対に正しい。‥‥ そこには、人がただ歩いているところだけを撮っても、映画は出来るという健康な確信があった。(太字強調は引用者)
『按摩と女』1938年
『金色夜叉』1937年
『有りがたうさん』1936年
『明日は日本晴れ』1948年
『蜂の巣の子供たち』1948年
いいなぁ、どれもこれも。山道を人が行く。それだけなのに深い。健康で清々しい。