㉝は井筒和幸 1952(S27)年12月 生。
出世作は何といっても『ガキ帝国』(1981年 製作:プレイガイドジャーナル社+日本ATG 配給:日本ATG キネマ旬報 第7位)だろう。
もちろん 上野は逸早く評価している。その一方、返す刀で小栗康平『泥の河』(1981年 製作:木村プロダクション木村元保 配給:東映セントラルフィルム キネマ旬報 第1位)を斬り、のちには『ガキ帝国 悪たれ戦争』(1981年 製作:東映+徳間書店 配給:東映 )を封印し続け非公開としている東映を批判した。
封印の経緯は適当にググればワンサカ出てくる。
そういえば、東映の三角マークに絡めて「恥欠く 義理欠く 人情(にんじょ)欠く」と揶揄ったのは山城新伍だったっけ。さらに脱輪・脱線するなら、この言葉、夏目漱石『吾輩は猫である』由来の戯言(ざれごと) だそうだ。