購読しているメルマガで、プラネット映画資料図書館 神戸映画資料館の安井喜雄さんが、「英国映画協会(BFI, British Film Institute)が発行する映画誌「Sight & Sound」で10年に一度実施している、世界の批評家が選ぶ偉大な映画50選(「The Top50 Greatest Films of All Time」)の投票に参加した。」という記事を読んだ。
http://explore.bfi.org.uk/sightandsoundpolls/2012/voter/6
覗いてみた。各自がこれは!と思う十本を選ぶ。安井さんが選んだのは、邦画が7本 洋画が3本、中には、土本典昭・小川紳介の(いわゆる)ドキュメンタリーが2本含まれるという、いかにも安井さんらしいセレクトだった。思わず頬が緩んだ。
そうなのだ。万人向けのお墨付き推奨映画なんぞ知ったこっちゃない。映画は優れて個人的・体験的なもの、自らの体験と主観に従って選ぶのが正しい。世界の十本より私の十本なのだ。(世界のすべての映画を見た人なんぞいないのだから、映画ベストテン投票なんて、その意味ではあまり当てにしないことだ。)
安井さんとはまったくの同世代。映画体験もWる。拙管理人にとって『かくも長き不在』が入っているのは嬉しい限りだ。選考理由の一文がまた頗る気持ち良い。
是非、上記ページに出掛けて、ご一読願いたい。お薦めである。