2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日からの続き。カイエ・デュ・シネマ編集部編『作家主義[新装改訂版]』 セルジュ・ダネーは序文の「結局」にこう書いている。 1950年代半ば、「作家主義」に対しては、三通りの「否(ノン)」が突き付けられた。 ひとつめのタイプは、 一本の映画とはさまざ…
アンリ・ラングロアやアンドレ・バザンについては夙に有名だろう。セルジュ・ダネーの名は、今回『作家主義[新装改訂版]』【2022.4.15 フィルムアート社 刊】で初めて知った。 巻頭、「結局」と題された序文が出色だった。 ヌーヴェル・ヴァーグの映画作家た…
映画ファンなら誰にだって、十代から二十代前半に観た忘れられない一本がある。 拙管理人に 1952レナート・カステラ―二監督『Due Soldi Di Speranza(2ペンスの希望)』があったように、蓮實重彦大先生にとっては 1957ドン・シーゲル監督『BABYFACE NELSON(…
ほぼ一年ぶり。背反有理 新ネタ 補充。 日本人は契約しないという契約をしている 上田 誠(1952~万葉学者『協会と千歳飴』89P 2021年4月7日 小学館 刊) 「昔、校長に聞いたんやけどな。先生に向いている人の条件ってのがあるんやって。なんやと思う?」 「…