映画館には行かず、ずっと、映画関連本ばかり読んでいる。
濱口竜介×三宅唱×三浦哲哉『演出をさがして 映画の勉強会』【2025/12/20 フィルムアート社】

★★★★★
小中和哉のインタビュー本『僕たちはこうして映画監督になった 8ミリ映画時代を語る』【2026/2/6 文藝春秋】

★★
石井岳龍 二冊。


金子修介『無能助監督日記』【2025/4/10 KADOKAWA】

★★★★
50年ほどの昔 撮影所凋落期のどさくさに紛れ込んだ監督たちから、その頃生まれ今40代の監督さんまで‥ピンからキリまで種々雑多な雑談・放談・体験談=ラインナップ 玉石混淆。キャプションの★の数は独断と偏見に基づく採点(新しく映画の沼にハマろうという若い衆へのおすすめ度数 ★なしの石井本は 読む価値なし 評価)
この間 日本映画をとりまく環境は激変した。上記 金子修介さん(1955年生) の『無能助監督日記』の「おわりに」にはこんな一節が‥
「当たり前だったことが40年以上経つと当たり前でなくなり、今の時代にどう説明してよいか分からないこと、書いても通じないことがあるのに気づき混乱し出した。最も大きな違いは、映像がこんなに簡単に綺麗に誰もが撮れるようになったこと。その時代が始まったのがこの本の冒頭で、オレの8ミリを見ろと息巻いたが、まだまだ希少な本物のムービーカメラでは、映像は強い光の当たるところしか写らないことを知り‥‥なんだか「超」昔話をしている気がして来た。充分、昔話だ。」
そう書く金子修介さんが日活時代森田芳光監督の映画『家族ゲーム』(1983年 キネマ旬報日本映画ベストワン)の助監督に付き予告編を担当し、その年の予告編大賞を受賞したことを知った。その予告編がコレ。今見ても良く出来ていると思うが如何?
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本の中にはこんな一節も‥
「30秒以上の物語性ある映像をテンポよく繋ぐには、素材を客観的冷静に把握している必要がある。場面、場面は前後がないから、カット自体がどれだけの「意味」と「力」を持っているのか、見極めなければならない。」
映画編集の要諦 その一だろう。