2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧
世の中には奇特な人がいるものだ。 ネット検索していたらこんなウェブサイトを見つけた。 昨日書いた塩田明彦さん『映画術 その演出はなぜ心をつかむのか』の非公式サイト。 頼まれたわけでもなさそう。小さな親切。余計なお世話かもしれないのに、こんなペ…
塩田明彦さんの『映画術 その演出はなぜ心をつかむのか』【イースト・プレス2014年1月刊】を読んでいる。ある専門学校での講義を纏めた本だ。ところどころ分からない箇所(ご当人も「勝手な妄想」が混じってると言明している:150p。あと、どうみても障子…
言葉についての話題が止まらない。 今日は、四文字熟語伏字篇(伏字変?) 有名度ナンバーワンは「○肉○食」だろう。 国語の試験で、弱肉強食と書くべきところを焼肉定食と書いたらどうなるか、という例のアレだ。他にも山ほどある。 ○方○人 八方美人 片方犯…
秀逸ないい間違いは人を笑顔にさせる。 「山より大きな猪(しし)は出ぬ‥①」という諺。ことわざ辞典にはこうある。【小学館「故事俗信ことわざ大辞典」1982年版】「山より大きな猪(しし/いのしし)は出ぬ。容(い)れ物より大きな中身というものはない …
更に重ねてメールを貰った。 「スキあればこそスキ」は 「スキあらばこそスキ」じゃないの、と。 う〜む、あれば、と あらば。確かに表現としては両方ある。 ただ、(知識をひけらかすのだが) 「あれば」は古文「あり」の已然形、「あるときは、いつも〜」…
細かい人が居るものだ。 数日前に、「有無を言わせぬ迫力で迫ってくる」と書いたら、「迫力で迫ってくる」というのはおかしいんじゃないか、とメールが届いた。 感心した。そこまで詳しく目を通して戴いているなんて、感謝である。 確かに。「馬から落馬した」と…
昨日に続いて、写真の話題。 ルーブル美術館でモナリザを鑑賞する人々を長時間露光で撮影したものだ。 アメリカの写真家 Matthew Pillsburyさんが作った。 写真が加工品、光で描く表現物であることを伝えてくる一枚だ。より正確に言うなら、光の表現を通じて…
誘われて写真展を見てきた。 大阪中之島の国立国際美術館・アンドレアス・グルスキー展。 絵や写真を見るのは嫌いではない。 色々面白かったが、一番印象的だったのは、写真の大きさだった。一枚一枚の写真がハンパなく大きいのだ。 例えば、「99セント」…
今日も映画ポスター6連発。円と直線だけで描いたものだ。だからどうしたと言われればオシマイだが‥。
ウェブサイトでこんなのを見つけた。 映画に登場する印象的なのりものをフィーチャーした映画ポスター6連発。
Tumbleweeds(転がり草)ばかりを集めた動画。 見れば分かる。 その昔 西部劇では御馴染みだった。今、こうしてみると目が離せなくなるから不思議。エキストラが主役を喰ってしまうのも一興(一驚?)
モギリ、スクリーン、客席、映写室、映画館にまつわるシーンばかりを集めた動画。 昨日の『Inglorious Basterds』も何度か出てくる。見知った映画が出てくると嬉しい。
タランティーノ監督の『Inglorious Basterds(イングロリアス・バスターズ)』の 撮影現場。 "Action!" ‥‥ "Come on, shoot one more time. Why?" "Because we love making movies!" 「アクション!」 ‥‥ 「さあ、もう一遍やろうぜ、なぜって?」 「俺たちは…
自作映画にチラリと顔を出すことで知られたヒッチコック監督の 登場シーンばかりを集めた動画。最近ではカメオ出演というのだそうだ。 ウィキペディアによれば、「有名で存在感があるこの装飾品になぞらえて映画などで、ほとんど出演シーンがないにもかかわ…
昨日亀之助について書いたら、早速中也ファンからメールが来た。 国民的詩人を差し置いて「昼行灯」詩人を書くのはいかがなものか‥ということだった。もっともメールには「 (笑い) 」ともあったので、「昼行灯」についても否定的なわけではなく、むしろ、そ…
中也も朔太郎も読んできたが、一番しっくりして、永く惹かれてきたのは、亀之助だ。 尾形亀之助。初めて読んだのは、1971年から1972年にかけて発行された角川文庫版「現代詩人全集」の第五巻(現代一:伊藤信吉解説)だった。その後、1975年6月に思…
写真家のHさんからこんな話を聞いた。 「photographの訳語として〈写真〉という言葉が定着したのが、いつ頃誰に始まるものなのかはハッキリしていない。photographの原義はphoto-:光の-graph:記述・記録 ということであり、元々〈真(真実)を写す〉という…
友人の映画監督の命日がやってきた。2011年3月12日土曜日 東日本大震災発生の翌日だった。申し訳ないが、友人の死の方が大きかった。親しかった友人たちが動いて、追悼上映やホームページが企画された。今日は、その時作られたホームページのURLを記…
YouTubeでこんなのを見つけた。 Classic Hollywood Smiles With You 同年輩とお見受けする。 懐かしいのがわんさか出てくる。 いいなぁ、人は笑顔に会いたくて映画館に行くのかもしれない。 上手く行かなかったり、落ち込んだときに‥是非。
レイモン・クノーとくれば、やはり『地下鉄のザジ』 1960年 ルイ・マル監督。おっと、ここは 類・〇監督とでも表記した方がよいかも‥。
レイモン・クノーの「文体練習」という本を読んだ。 不勉強で知らなかったのだが、その筋では良く知られたロングセラーだそうだ。 1「路線バスの車中、ラッシュ時に若い男の口喧嘩に出くわす。それから二時間後、駅前広場でその男をもう一度見かけるが、今…
正直、公開当時は、横溝正史も角川映画も二級品じゃないか、と敬遠していた。(市川崑は嫌いじゃなかったんだが‥) 横溝より乱歩、乱歩より久作だった。角川より大映・東宝だった。日活・松竹・東映もあった。従って、往年の話題作 横溝・市川・石坂トリオの…
ここ数日 目や耳にしたコトバで引っかかったもの幾つか (どなたの言葉かは記さないが‥) 問答有用 話術はマ術 恋はしたごころ 愛はまごころ 嘘は常備薬 真実は劇薬 窓としての映画 鏡としての映画 こうして並べてみると、 対句を好み、語呂合わせ駄ジャレに…
徳川夢声さんの『話術』という本を読んでいる。といっても、夢声さんを知る人も少くなってきた。戦前・戦後、映画・ラジオ・テレビと多方面で活躍した人だ。近所の古本屋で見つけた。初版は1949年、買ったのは1974年第3版17刷 300円だった。平…
神戸大学で開かれた「映像、アマチュア、アーカイヴ」というイベントに出掛けてきた。 併せて、東京藝術大学映像研究科第二期生修了作品集2008というDVDも見た。 そして、大学と映画のかかわりについて考えた。 産業としての映画が惨憺たる有様になって…