2ペンスの希望

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今は昔‥正・反・合

正・反・合 そう、かの弁証法である。テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼ
なんのこっちゃーとお思いの方は置いていきます。
別に哲学論議をしたいわけじゃぁない。語りたいことは二つ。
正と反は対立しながら、相補的な媒介関係にあるということ。
もひとつ 正>反 でも 反>正 でもないということ。
映画の世界で語ろう。一方に、大手とかメジャーとか云われる世界がある。もう一方に 大手に対抗するアンチが存在する。ということになっている。カウンター・カルチャーとか、サブ・カルとも称される。もっとイマドキの言葉で言えば、インディーズ?
何時の世にも、すね者を気取りたい輩はいるものだ。アンチというだけで有り難がったり、持ち上げてみたり。果敢にタブーに挑戦、とか、表現の限界に挑んだ問題作、とかとか、生煮えのひとりよがりでも、モノはいいよう、だ。しかしである。大手三社といわれる東宝・松竹・東映は、当の昔に映画制作という本業を放棄しているとしか思えない。そんな張子の虎を仮想的に据えて、いつまで遊んでいるつもり。
正も反も、みんなその日ぐらし、その場しのぎ。ともにお粗末、お寒い限り。(この辺り、論証抜きだが‥ いずれオイオイ書くつもり)
正と反を止揚(アウフヘーベン揚棄)して、ジンテーゼにいたる道を求めないと‥。ホントに普通の人々から捨てられちゃうよ。死者よ来たりて我が退路を断て