2ペンスの希望

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保守化傾向

物語(ストーリー)や主題、題材、そこに何が写ってるかが分かれば、映画を理解したことになる、そう思っている人はいまだに多い。別に否定はしないが、それではいかにももったいない。映画を味わい尽くすには程遠い所業、管理人はそう思っている。
映画理解の奥行きはもっと深く豊かなポテンシャルを孕んでいる。ただ、それを言葉で語るのはそう簡単なことではない。ある程度の本数をこなし、場数を踏み、映画が持つリズム・映画から発散する空気を自分の目と手で感じ取り、掴み取るしか術はない。 なのに、最近の若い衆は、早々と身を固め、見知った味にしか手をださない。知らないものには寄り付かない。保守化傾向が強い。 無駄や失敗を極度に恐れる。賢く行儀よくスマートっちゃその通りだが、それでは胃袋はますます縮こまり、顎も鍛えられない。 やな渡世だなぁ(←勝新なんて名前 知ってる人も減った)