2ペンスの希望

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駅舎投影

東京駅でこんな見世物が開かれた。朝日新聞に拠れば、1万人を超える観客が殺到して初日は予定を中断したとのことだ。YouTubeに画像が上がっている。

ロンドン五輪の開会式でも使われていた「3Dプロジェクションマッピング」という映像技術だそうだ。なかなかの迫力で、よく出来ている。【未確認情報で恐縮だが、五人のクリエイター(!)がおのおの2分を担当、全体で10分。総予算は3億とか】こんなのを只で見せられたら、テーマパークも映画もやってられないだろう。しかし、どこかプラスチック製みたいで、冷たくよそよそしい。匂いもしないし、肉声も聞こえない。と意地悪のひとつも言ってみたくなった。ロートルとしては、これまでどおり粛々と手仕事を続けるのみ。方針変更は無しだ。このまま行く。人間の眼の高さから、人間の手とぬくもりを携えて。
どこまでも。そう‥遠くまで。