背反有理 追加メモ。
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「あたしゃ血統書つきの雑種でして」 石田英二(浅草芸人・脇役の喜劇役者)の口癖
「気取らないことを気取ることもない」 中村明が網野菊を評した言葉。(『日本の作家名表現辞典』十七頁より)
「気取らないことを気取る」俗物もいるなか、「背伸びもせず、ことさら
腰を低くすることもなく、気取らないことを気取ることもない」 そんな
振る舞いと文章はなかなかに難しい。
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「ゴテゴテしてるのにスカスカ」
「充満しながら 空虚」
「つながりつつ離れていく」
「固着しながら 浮遊する」
「固まりながら 溶けていく」
「醒めながら 落ちる」
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「複数の自己」なんてのは如何? 昔々「群衆の中の孤独」というのもあったよな。