2ペンスの希望

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「大事」より「面白い」

本を売ってごはんをたべたい、という人たち。本にはまだまだ何かができると思っている人たち。本は大事なものだから、自分たちが犠牲になってでも売ろう、なんてことではなくて、どうすれば本を売ることで面白い仕事ができるか、を考える人がたくさんいます。
厳しいからみんなが脱出しようとしている中に、わざわざ入って来る人たちがいる。彼らを冷たい目で見ている人もいますが、僕はどんどんやりたいようにやったらいいと思っています。もし今、本屋に悩みがあるのなら、僕らで解決できる部分は解決してしまったほうがいいのです。たとえ非難され、叩かれたとしてもいい。僕はそう思っています。
若い人が出てきて、ユニークな本屋をやろうとする。そういうチャレンジができる環境がなければ、この業界は沈んでいく一方だろうと思うからです。

本、本屋、という部分を映画に置き換えて読んでみていただきたい。
出典・引用は1973年生まれ 岩手県森岡のさわや書店フェザン店店長田口幹人さんの本『まちの本屋』【ポプラ社2015年11月 刊】あとがきから。