2ペンスの希望

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米アカデミー62歳

今日もまた、世界の何処かで映画祭が開かれている。
何で読んだかはすっかり忘れているので憶測で書くのだが、わが国だけでも100をはるかに超える映画祭があるということだ。1年365日映画祭が開かれない日は無い。
賞の数はそれこそ星の数ほどある。一時、海外映画祭に出品して何がしかの賞を受賞、箔をつけてから国内で公開する・凱旋興行というのが流行ったことがある。今もそうかもしれない。延々と続く映画祭バブル。だからなのか、受賞が集客・動員に全然つながらない、と嘆く興行関係者の声をよく耳にする。世界三大映画祭といわれるカンヌ、ベルリン、ヴェネツィアで賞を獲っても、それが興行成績の底上げにつながらない、というのだ。その中で、唯一の例外が米アカデミー賞らしい。マスコミの多くが報道してくれるので、かろうじてパブリシティ効果があがるそうだ。
今年も数日前に米アカデミー賞の発表があった。にわか映画ファンで賑わっている。(にわか がアカン というのではない。にわかで上等! そう思ってる。「オレはそこらのにわかファンとは違う、映画を愛してる」という輩ほど性質が悪い。為念)
書きたいのは、賞のことではない。ご存知の方も多いが、アメリカのアカデミー賞は 映画芸術科学アカデミーの会員が選ぶ賞である。投票にかかわる会員は5,800名あまり、その平均年齢は62歳を超えているということだ。50歳以下のメンバーは僅かに14%という情報もあった。功労賞的な意味合いも少なくないにしても、世界の映画で独り勝ちといわれる米ハリウッドにして、アカデミー会員の平均年齢が60歳を超えているとは!
う〜ん、賞味期限がどんどん近づいている?!う〜んう〜ん。
今日のオマケは、『枯れた花』おっと失敬、『乾いた花』