2ペンスの希望

映画言論活動中です

稼業でなく 渡世として

生活のための仕事をこなしながら、余暇・余剰で「映画」をやる。
そうせざるを得ない現実を招いた責任の99%は、ふがいない先達にある。業界も個人も、目先にかまけてきたことの当然の報いだ。技術の進化は、ブレーキとはならず、逆にアクセルとして拍車をかけた。そのツケを若い世代が支払っている。何やら世の中全体の縮図を見るようだが、あくまで映画の話。栄枯盛衰、万物流転、盛者必衰。そういえばそれまでだが‥、先達の末席としては、拱手傍観、高みの見物、洞ヶ峠を決め込むわけにはいかない。出来ることはやる。当ブログもそのひとつのつもり。

生活のための仕事をこなしながら、余暇・余剰で「映画」をやる。
だからこそ、「稼業」ではなく、「渡世」として取り組んで欲しい。渡世としての映画。世の中に相亙ることを等閑視しないことだ。そんなこと分かってるさ、といわれてしまいそうだが、老婆心ながら記しておく。