2ペンスの希望

映画言論活動中です

一気通貫

ご多分に漏れず、映画界は製作サイドと興行サイドはズット仲が悪かった。
どの世界でも同じようなものかも知れない。
かつて新聞屋さんの世界では、インテリが作ってヤクザが売ると聞いたことがある。
映画はインテリが作ってるとはとても思えないが、作るのと見せるのでは、確かに、動かす筋肉が違うし、商売のメカニズムも異なる。その意味では相容れない部分があるのだろう。
最近東京のある製作プロデューサーから届いたメールにもこんなくだりがあった。「某小屋主は生意気そうだった。ちょっと興行であてたからといって威張るなよといいたい。私たちはどうしても作り手サイドからものを見たりいうようになっているので、興行側とは本質的に対立する素地をもっている。興行プロデューサーと制作サイドのプロデューサーとの背反、意思の疎通のズレが 日本の映画界をダメにしているのかもと思うのだが‥」
心からそう思うのなら、自ら悔い改めて、強力(協力的)タッグを組めば良さそうに思うが、なかなかそうならないのが不思議だ。
これだけ業界がシュリンクしている中、小さなコップの中でいがみ合っていたって、何も始まらない。そう思うのだが、どうだろうか。
及ばずながら、はたまた微力ながら、拙管理人としては、しっかり作る、きちんと見せる、両方を一気通貫するプロデューサーを目指したい。(あ〜 云っちゃった。書いちゃった。)