これまで、宗教については遠ざけてやってきた。
神も仏もあるものか、と思っているわけではない。この世に人知を超えたものがあることは認める。ただ、宗教は良く分からないからこわいのだ。それでも幾つか忘れられない言葉がある。
数年前に縁あって、親鸞聖人７５０回大遠忌に向けた仕事をした。その際、真宗教団連合で毎年作っている｢法話カレンダー」を頂戴した。２００５年８月の法話にこんな言葉があった。
｢善人になるより悪人と気づくのは難しい」法話の作者は勝見昭造さんという方。
いわゆる｢悪人正機説」に連なる法話だろうが、とても心に沁みた。カレンダーが用済みになった今も、仕事場の棚に掛けて眺めている。
もうひとつ、こちらはご存知 綾小路きみまろさん。
「おれがおれがのがを捨てて、おかげおかげのげで生きる」
今日はなにやら、説教モード全開だが、月遅れのお盆のことでもあるし、自分に向けた自戒なので‥、まっ いいか。
