2ペンスの希望

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メイキング

DVD発売時などに、メイキング映像などの特典がつくようになったのは、いつ頃からだろうか。予告編か特報みたいなもの、オマケ、付加価値化、‥あれこれ理屈はつきそうだが、正直感心しない。映画作りの舞台裏が覗けて楽しい。お得感がある。そんな感想も聞かれる。それでもやっぱり感心しない。感心しない理由は単純。そんなヒマとお金があるのなら本編にもっと注力した方がいい、そう思うからだ。
本来するべきことをしないで、余分なことにエネルギーを使って、それをサービスだと勘違いしているのではなかろうか。
楽屋内をみせるより、舞台芸を磨く方がずっと大切だ。出来の悪さをメーキングで誤魔化しているようで情けない。顧客サービスの方向も方法も間違ってるとしか思えない。