2ペンスの希望

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『最後の月』宣言

京都にある旧作専門VHSレンタルショップ「ふや町映画タウン」は、私人が独力で経営してきた映画のひとりアーカイブだ。何度か書いてきたのでご記憶の方もおられよう。1999年の開店だから15年続けてきた勘定になる。その持続力・単独行の健闘には頭が下がる。その「ふや町‥」が5月はじめに、『最後の月』宣言を発した。
心ある人は読んでみて欲しい。
http://dejan.dyndns.tv/f_eigatown/news/view.php?news_item_id=137
最新の告知では、何とか5月末は凌いだようだが、
6月が新たに「最後の月」になるだけ。 秒読みがリセットされるだけです・・・。」という事情は変わらない。何となく日本の映画の末期(まつご)にWって見えてくる。(オーバーに過ぎる物言いであることは承知だ。)
宣言の末尾にはこうある「冷やかしはもう要りません!!」この言葉には、「お客」に対する「店主」の挑戦が滲む。映画をとりかこむ状況に対する「店主」の離縁状にも身もだえにも見えてくる。(とこれまた過剰表現だが‥)
安易な延命治療より次なる実践を!画するしかない。
他人事でいうのではない。我と我が身のこととして‥