ルナールの“博物誌”「へび 長すぎる」ではないが、最近の映画は長すぎる。
どんどん説明的になって、冗舌・冗長･冗漫。だらだらうだうだ‥それが狙いだというかも知れないが、ハッキリ言って、もたもたよたよたしてるだけ。持たない。付き合いかねる。
省略 見せないで見せる手法が衰弱している。
腕が落ちた。何故なのかは明確、長くするほうが楽だからだ。
短く刈り込むには勇気が要る。技術が要る。
劇場公開の障壁が低くなって、ある程度の長さが求められる、という外部事情もあるのかもしれないが…時間稼ぎ、水っぽいのはゴメンだ。 濃密・濃縮・濃厚、水増しなし、後味サッパリといきたい。
一方で、
記号的な受け渡し 一言で片付けて判った気になる短縮語、仲間内、身内にだけ通じる符牒の横行・異常発生にもお付き合いしかねる。
無理やりに長すぎるか、やたらに短すぎるか、いい加減が一番難しい。
