2ペンスの希望

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使わない言葉

自分では絶対に使わないだろうというコトバがある。例えば、“言説”。
このコトバを使われると途端に点数が辛くなる。映画のことをコンテンツとかソフトという連中も同様だ。信用できない。狭量な偏見だとは承知している(つもり)。それでもイヤなものはイヤ。ダメなものはダメだ。
“癒し”や“絆”、“眼差し”なんてのもそうだ。
何やらよく分からず、どこかしらカッコ付けているようでいかがわしい。ひ弱で嘘くさい。
やたら横文字を並べられるのも苦手だ。
先日或る監督さんから頂戴したペーパーには閉口した。
「“アイデンティティなき”メトロポリタンディアスポラとしての“闘い”」とあった。
何をおっしゃりたいのかサッパリ分からなかった。