2ペンスの希望

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目利きB:藤の花

目利きビジネス 昨日の続き。
「読みたい本ぐらい自分で選べ」何でもあなた任せにする最近の風潮は軟弱!情けない!嘆かわしい! すぐにもそんな声が聞こえてきそうだ。
《不勉強と無知》を指摘することは易しい。多分半分以上はその通りなのだろう。
それでも、初心者には優しくありたい。先達としてはそうあるべきだ。 最近そう強く思うようになってきた。時代も環境も変わった。大昔(昭和)と比べずともここ数年の変化は激しい。情報が多すぎる。時間が無い。選び間違い、損はしたくない。 ‥‥初心者の思いに嘘は無いのだろう。ちょっと早く生まれたからといって、先輩風を吹かせ、初心者を疎ましく思い貶めるのは古参の悪い癖だ。 サッカーファンには、「ニワカ」を差別する「コアサポ」という不心得ファンが居るようだが、他山の石としたい。
誰もが最初は初心者だったはずだ。映画を観て初めて感激したときのことを思い出してみればよい。《不勉強と無知》以前、すべては何も知らずに始まった。初々しい胸騒ぎ。映画が始まるときのわくわくどきどき、溶暗の期待感。
目利きビジネスは、時代の産物なのだ。ただただ願うのは目利きの品と質。まじめで健全・誠実なフェアプレイを望みたい。 
バランスを欠いて一所に淫するスペシャリストではなく 俯瞰的包括的な・目が肥えたゼネラリストであって欲しい。
権威を振りかざし、専門家を気取り、居丈高な上から目線の指導者づらはレッドカード!
「実るほど頭を下げる稲穂かな」を御存知か?
「下がるほど人の見上ぐる藤の花」というのもある。