映画を観る場所はどうなっていくのだろうか? ミニシアターの行く末は?
余計なお世話だが、そんなことをつらつら考えていたら、こんな未来を妄想した。ミニシアターはいつかきっともっともっと小振り小型になってマイクロシアターになっていくんじゃなかろうか。
年配の方ならきっとご存知だろうが、昔 日本全国いたるところにjazz喫茶や名曲喫茶があった。家庭用装置が普及する以前、整った音響設備で質のよい音楽を聞かせる音楽喫茶が、盛り場だけでなくちょっとした町のあちこちに存在した。
映画館は、かつてのjazz喫茶や名曲喫茶のようになっていくんじゃなかろうか、そして、ご近所に「小さな小さな映画を観るスペースが山ほど出来る」んじゃなかろうか。全国津々浦々にマイクロシアター‥そんな未来を想像した。もとより何の根拠もない。単なる映画好きの夢想・暴走だ。けど、数日前に、こんな記事を読んだ。
湯梨浜の廃校でミニ映画館移住夫婦、開設目指す | 山陰中央新報デジタル
こんな記事もあった。
移住した町には映画館がない だから作る、30代の夫婦:朝日新聞デジタル
鳥取県湯梨浜町には出掛けたことがある。汽水湖がある土地だ。空が高く広い。HPも見つけたので読んでみた。
いいなぁ。「jig=治具」というネーミングも「「戸惑い」を案内する映画館でありたい」という志も素敵だ。映画館専業なんて望むべくもないし、そんなつもりは端からないことだろう。長く永く続くことを願う。
機会があれば是非訪ねてみたい。
どんな算段・事業設計を目論むのか、胸算用、皮算用も訊ねてみたい。