自然を楽しむ。描写を楽しむ。(作者の)上手な自然描写から、自分がその景色の色からにおいから空気に至るまで想像できる。人間がつくっていない世界は、絵にならない自然がたくさんある。私は、どうしてか、類型的ではない、必ずしも絵にならない、今風にいえば「インスタ映えない」自然の描写に、なぜか癒される。日常生活を離れられるし、自然の大きさを知るから、読んで面白いなあと思える。それは、私たちが、言葉から想像する生き物だからだ。(引用者による一部組み替え 適宜割愛アリ )
言葉だけじゃない。よく練られた映像からも、生々しい匂いや手触り・触感、場の空気がすっと立ち上がってくる。