スカブラに類する人物をもう一人。ホットマン。
空調も無かった昔の撮影所では、冬の寒い時期、ステージ（スタジオ）内を暖めるため火をガンガン起こすだけが仕事の「ホットマン(ホイットマン)」が居た。っと、これは森崎東監督の本で知った。【｢鶏は裸足である｣『頭は一つずつ配給されている』２００４年８月２５日パピルスあい刊】
撮影所華やかなりし頃、スタジオにはスタジオ付き・それぞれ専用のボウヤ、雑用係、追い回し・小僧さんがついていた。（森崎さんも書いておられるが）彼らの名前がスタッフタイトルにクレジットされることは無かった。無名・末端のスタッフ＝その他大勢でしかない。けど、彼らが居なければ仕事が滞る、そんな存在だった。
昨日に続いて、ネットで森崎監督がホットマンについて語っている頁を見つけた。
http://www.asahi-net.or.jp/~hi2h-ikd/film/morisakidata/interview04niwa.html【２００４年映画芸術２０６号所収 映画『ニワトリはハダシだ』インタビュー 】
とても長いインタビュー記事だが、中盤あたり｢〈恨〉、そして〈反中央〉｣の項に「ホットマン（ホイットマン）」が出てくる。これも時間に余裕のあるときにどうぞ。
