2015-08-28 「過去を‥」 今日も印象に残った言葉を、備忘録とする。 真山仁の書き下ろし小説『雨に泣いてる』【幻冬舎2015年1月 刊】全体はいまひとつ(ふたつ)だったが‥、この台詞には惹かれた。 「過去を知らないと、人となりが分からないようじゃ、まだまだ青いな」 来歴や所業を云々するより、いまここの生身に向き合うことがすべて‥‥ 男の顔は履歴書? もっとも、未来や理想を見失った老人の捨て台詞のように聞こえもするが‥。