2ペンスの希望

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詩・歌・句

『京都詩人傳』から、もうひとつ。

文中に、「短歌は相聞と挽歌。「泣き」が入る。」とあった。

ならば「俳句は叙景。もっと乾いている。」そう言えそうだ。

湿度の和歌、乾燥体の俳句。

とするなら現代詩は、さしずめ「アクロバティックな技法=詩法の精練(丹精・練磨)」というところか。

定型に寄らず、型を作る、自分自身の自由形という型を。何でもありの自由形。それが行くところまで行って行き詰まり、にっちもさっちも行かない袋小路で窒息、立ち往生している。そんな風に見える。

映画も他人事ではない。

新しい血が流れないと息詰まる・息絶える。‥ロートルの杞憂・取り越し苦労なら嬉しい。