『南部再生』という地域情報誌を20年以上愛読している。
最新号 vol.64 は「まちの本屋」の特集。地べたの本屋のリアル情報が満載で愉しく読んだ。
激減が止まらない「まちの本屋」だが「古本屋」はどんどん増えているという事実。新刊書に比べ利益率が高いこと(新刊書:粗利2割 古本:粗利7割)や、やり方次第で初期投資が抑えられること(域内遊休店舗の安価活用、自分の所有本や友人・知人のからのかき集めなど)から、個人で始める人が増えているようだ。(ちなみに10坪店舗で5000冊、1坪500冊が開店の目安)
大手や資本とは無縁の単独行。まだまだ暗中模索だが、様々な試みが進んでいる。
全国各地に定着した「一箱古本市」(出店料は無料から500円前後が多いとのことだ)
いろんな古本屋が寄り集まって市場に出来た「二号店」(総勢38人が日替わりで店番。ボランティアでもバイトでもなく、売上の2割が店番に入る)
地元密着駅前書店 園田『ダイハン書房本店』で常連客が期間限定で私的なブックフェアを開く「じぶん書店」、蔵書2000冊からスタートして35年、今や在庫3万冊の老舗古書店 武庫川『街の草』の「20円均一箱」(文庫の裸本)などなど。 映画再生のなにがしかの参考になれば‥。