2ペンスの希望

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学校と研究者〜補遺

何も映画の学校が増えたからと言って、全員が映画のプロを目指すわけじゃない、文学部を卒業した学生が全員作家になるわけじゃない、そんなこと常識だろ、そうカッカしなさんな‥‥そんな声が聞こえてきそうだ。確かにその通り。
けど、
映画が「教養」や「研究対象」になることが、映画にとって幸せなことだとは、とても思えないのだ。

映画が死にかけている。

邦画バブルがはじけようと、ミニシアターが店じまいしようと、
そんなことは構わない。知ったこっちゃない。
しかし、
死にかけている日本映画を、手をこまねいて黙って見ているのはしのびない。

映画百年の歴史に千年の命を与えるために、
来るべき映画千年史、その豊饒をいささかでも構想したい、

だって、
大学の文学部が壊滅状態、時代遅れの閑古鳥と成り果てている姿をみると、いつ「映画」が捨てられるのか、心配で‥心配で‥

ということで、本日のオマケ。
ホントは1969浦山桐郎の『私が棄てた女』にしたかったが、
見つからないので、代打でご勘弁を。これもまた捨てたもんじゃない。