2ペンスの希望

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プロとアマ

プロとアマの区別は難しい。還暦を越える歳になっても良く分からない。
銭が取れるかどうかが一つの指標なのだろうが、じゃあ実業団・社会人野球はどうなんだと言われればスッキリしない。腕の有無という判断基準も今ひとつハッキリしない。
玄人と素人というのもある。どの世界にも、玄人はだしの素人は居る。素人に毛がはえただけの玄人もどきなんてのもわんさか居る。やはり責任と覚悟の問題だろうか。
若い頃「プロというのは何度でも同じことをやってのける人。アマチュアは偶然できることはあっても単なるまぐれに過ぎない。」というのを何処かで読んだ。誰の言葉かは忘れたが今も残っている。銭の稼ぎ方・飯の食い方とは別の定義を試みてみたい。
こんなのはどうだろうか?
アマとは、好きだが下手でも良いと思っている人=好きで精進しない人
プロとは、好きで上手くなりたいと願う人=好きで精進する人

もっとも精進という言葉の定義がなければ、何も言ったことにはならないが‥。そこはそれ、何となく察していただいて‥‥。

【オマケ】
以前挙げた背反有理の追加二つ。
自由ということの不自由さ
「現実を撮ろうとすればするほど非現実に彷徨い込む」
‥いずれも本『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(2013年4月ポット出版刊)からの引用。