小児教育の現場で働く若い知人から、こんな話を聞いた。
自由に何をしてもいいよ、というと、イマドキの子供たちは、何もできない。
どうしたらよいかわからず戸惑う子供が大半だそうだ。ある枠を与えないと考えられない、動けない。枠組み(フレーム)の提供、思考の限定がないと、立ち往生してしまうばかり。自由に考えることが苦手、無制限な自由よりも限定・制限・拘束を好む。
この傾向年々強くなっているとのことだった。
さらに、
枠を打ち破るのではなく、枠の中で、前向きに生きていくけなげさ・従順さを強く感じる‥とも聞いた。
無制限ゆえの窮屈さ・制限ゆえのくつろぎ‥‥。
確かに。思い当たる節がある。これも時代か。
と、ここまで書いたら、
ラジオで、対人関係の距離感の変化について語っていた。
嫌われることを怖れる若い人が増えていると言う話だった。
自分の感情は押し殺して、うわべでいい人を演じ続ける。
ラジオ出演していたメンタルヘルスの専門家は、これを「いいひと仮面」と命名していた。成る程ネ。