2ペンスの希望

映画言論活動中です

《彼我の差》エンカとトロット

永年 日韓の大衆音楽について調査比較研究を重ねてきた友人から、「2年あまり前に出した本=日本版『日韓大衆音楽の社会史 エンカとトロットの土着性と越境性』(⇒ 日韓大衆音楽の社会史 - 現代人文社 ) の韓国語版が現地出版されたよ」という便りを貰った。

日本語版は、面白い視点と切り口で愉しく興味深く読んだのだが、音楽業界における演歌の衰弱(イマドキの言葉で言えば、オワコン?)もあってか、本はあまり売れていないみたいだ。今回はその改訂版。

韓国語はサッパリわからない(英語だってそうだし、母国語=日本語だってあやしいもんだ)けど、本の表紙をみて《彼我の差》を強く感じた。

f:id:kobe-yama:20220407095549j:plain

f:id:kobe-yama:20220407095611j:plain

韓国版のタイトルは『韓国のトロットと日本のエンカ』

もとより、好き嫌い 好みは人それぞれだろうが、韓国版の方がデザインも垢抜けてて数段お洒落。そそられる。コレ管理人だけだろうか。

良くない拡大解釈・妄想だが、韓国映画と日本映画、《彼我の差》まで 感じてしまった。(『パラサイト 半地下の家族』は2019年第92回アカデミー賞:作品賞 監督賞 脚本賞 国際長編映画賞4部門受賞。『ドライブ・マイ・カー』は2021年第94回アカデミー賞:国際長編映画賞のみ)← きっと だれかに「そんなの関係ねえ」と言われるだろうな。恨み節 無い物ねだり で ゴメンナサイ。