2ペンスの希望

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NDU 布川 メモ リアル その②

NDU(日本ドキュメンタリストユニオン)の布川徹郎さんが遺したリアルなメモリアルをもう一枚。

(一部 誤解を招きやすく不穏当な文言もあろうが、当人の意志を尊重・最優先してそのままとする。天地無用 取扱注意でお願いする。)

ドキュメンタリストの(必要)条件 

対象に好かれること・対象にもてること、この二語につきるのだが―――

(以下は自信がない)

やる・やらないは別だが、婚外の複数の異性と性交できるだけの人間の幅が必要。

上の場合、性交の相手は18才から60才くらいからまで(これ以上は失礼)可能でなくてはならない

つくる主体は非日常感覚で、対称の日常性を捕まえる

つまり 日常と非日常を架橋するのだ

好みの世界 及び 世界感を持つ

必ず ハレとケの世界がある

世界を、(自意識からでは無く)本当に愛する

怠慢な根性を持っている 厭なことはしない

過去を持つ人間であること、戦争体験などは最高

対象との関係が一過性では ありえない

現場では 分業性は成立しない

日常の仕事としては 成立しない

国家・家族・会社・選挙 のしがらみを断ち切るか 又はテーマにするもいい

ジャーナリストの定義

筑紫哲也は=野次馬根性=だといっている。

こんな者、居ない方いい、と必ずしも言い切れないのが、実情。

ジャーナリスト入門書・就職案内書の埒がい(であるだろう)を思いつくままに――

取材対象に嫌われてもいい。

飛ばされる、と言う存在。

ほとんど一過性である。

忙しく、活動的、外国語、日本語が話せ・文章が書けなくてはならない。

学歴なんぞも、問われるゾ。

ライフワークなぞ、持とうと思わ無い方がよい。

カラオケで歌ってもいい、どうせ時代に棄てられるのだから。

NHKメディア

個人的な信頼関係のある人以外は、局員を、人間と思わない。多くのチャンネルを持ち過ぎたことに、付け入る隙間があるだろう。公共(性)という、実体の無い概念に犯される。

この局にドキュメンタリーでは一番『ヤラセ』の映像が多く、ニュースは客観的な真実。(美空ひばりが排除され、特報一部の部長が自殺する空間)

(以下、略)

ジャーナリストやメディアに厳しく、ドキュメンタリストたらんとする姿勢のゆるぎなさ。その一貫は、四半世紀以上後の今も有効な指針だと確信する。

雑誌『f/22』の満若勇咲編集長に届くといいな。