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札幌映像機材博物館その1

「札幌映像機材博物館」は、私設・個人運営、「入場無料の」「日本で唯一の」『映像機材の総合博物館』だ。

もともとは登別にあったが2022年6月に札幌に引越しした。35㎜のフィルムカメラから16㎜、8mm‥2吋1吋のアナログVTRやシブサン(3/4吋Uマチックカセットテープ)、デジベ(デジタルベータカム)など20世紀に活躍した撮影機材はもちろん、NAGRAをはじめOTARI DENONの録音機材、STEENBECKなどフィルム・ビデオテープの各種編集機材、KOEISHA35mm HOKSHIN16mm 映写機など上映機材までがズラリと並ぶ。しかも、それらすべてが手で触れられ、現役で操作可能な「動態展示」だというから驚きだ。管理人が仕事でお世話になった機材も揃っている。懐かしい!の一言ではとても言い尽くせない。胸が熱くなる。

 ⇒  登別映像機材博物館 なかで一番のムネアツ頁は「主な展示物」頁。

思い出がいっぱい詰まってる。当時の仕事仲間の顔が浮かんでくる。

館長の山本 敏さんは管理人と同学年同世代、現役時代はプロのカメラマンとして生きてこられた。「長年現場で映像技術に直接携わってきたもの達が管理運営し、志ある若い人たちにも継続されていきます。それがフィルムからビデオへと変化した、その端境期を体現した私達世代の責任でもあると感じているのです。」という言葉も頼もしい。頭が下がる。

在野にこそ 人あり、ホントにそうだ。