2ペンスの希望

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怒劇

いちいちごもっともなので読み始めたら止まらない
森粼本『頭は一つずつ配給されている』 続き。
Bさん(森粼映画常連の女優さん)、あなたも知っても通り、僕はこれまで悲劇を作らずにきました。作ったのは大半がスベったり転んだりの喜劇でした。でも会社が僕の作った作品に必ず「喜劇」ときまったように肩書をつけることにはムッとしてきました。僕は自分の作品をただの喜劇ではなく、喜怒哀楽に則して言えば喜怒劇ないし怒劇だとして作ってきました。」(初出は1998年6月雑誌『公評』特集「信頼」〜「平気で教育する人、されたがる人」太字は引用者)