2ペンスの希望

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業界

どんな世界にも「業界」が存在する。
左翼業界、福祉業界、ボランティア業界、‥‥、おねえ業界、‥‥‥昨今何かと話題の研究者・学者業界なんてのもある。
それぞれの業界には、大なり小なり既得権益と立場にしがみつこうとする連中がいる。座布団を守ることのみに小心翼翼する輩は珍しいものではない。
映画の世界にも業界がある。業界人(と自認・自負する人)がいる。
映画界の参入障壁はかってないほど低くなっている。かろうじて隅っこにぶら下がっているだけでも、そう感じる。メジャーもマイナーも、エスタブリッシュもインディペンデントも
溶けて流れて皆同じ。崩れている。見分けがつかない。それが、悪いといってるんじゃない。ダメだと言ってるのでもない。ある意味、チャンスだと思う。楽市楽座
ただし、「マーケット」はどんどん小さくなるばかりだ。全ては細分化され、局所的に盛り上ってるだけ。小さな線香花火があちこちの路地裏で光っているだけ。
もっとも、映画に限らず、あらゆるものが局所的な消費にしかならない時代になってしまったというべきなのかも知れない。
きっと、世界は地続きになりながら、閉じようとしているのだろう。それでも、何とか壁を突破して遠くまで行きたいと思う。行って欲しいと願う。そのためには、戦略と戦術を用意し、腕を磨くしかなかろう。