2ペンスの希望

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嫌な感じ

「コレって まじ ヤバクねぇ?」といえば「危険なほど凄い・素敵だ」という肯定的な意味であることはイマドキ知られた話だ。ヤバイだけじゃない。
以前は否定的に使われてきたコトバが、肯定的なニュアンスで使われるようになった例は幾つもある。キッチュ、フェイク、アナーキー、プリミティブ、‥‥、ヤンキーなんてのもそうだろう。反抗的・反主流だというだけで持ち上げる。ゲタを履かせて称揚する。けど、まがいもの、ニセモノ、パッチもん(バッタもん)、無秩序(無権力、無政府)、原始的(素朴、幼稚)ってことじゃん。それをしも認める度量の広さ、ということかもしれないが‥、
なんだかさもしい。どこかいじましい。嫌な感じ。
もうひとつ。
ナチュラル、オーガニック志向もいい加減にしたい。天然や自然は、薬にもなれば毒も孕む。都合の良い部分だけを切り取って、衛生化・無菌化して楽しんでいるだけなら世話はない。ご都合主義ならラクチンなことだろう。
さらにもひとつ。
「あの娘天然だよね〜」と評価するのもいただけない。それって、「努力嫌いの行儀知らず」単なる阿呆じゃないの、そう思ってしまう。
イマダニ、根性も悪く、○○の穴も小さいことで‥‥ゴメン。