昨日のガッコのセンセイの嘆き。
「便利になってPC・スマホさえあれば何でも簡単に調べられる時代になった。知識は身に付けるものではない。その都度アクセスすれば事足れる。文学なんてマスコミに登場する人と世界の文豪数人くらいしか知らない。知らなくとも生きていける社会になった。
上っ面薄っぺらな知識だけ。知識を求めない世界で、人は十分にやっていけると思ってる。最近はクラスに数人は鉄道ファンが居る。彼らの鉄道知識は感心するほど詳しくて深い。鉄ちゃんの千分の一ほどでいいから、映画に目を向けてくれたらなぁ‥」
そう、彼は大の映画好きなのだ。
「今の学生諸君は、世界のOZUもチャップリンも知らない。スピルバーグやルーカスだって過去の人だ。もちろん彼らが崇めたクロサワなんて見たことも聞いたこともない。」
ないものねだりをしても仕方ないが‥残念で、もったいないことだ、と盛り上がった。